それ、“タイプ”が原因かもしれません|3タイプ診断チェック付き
はじめに
「うちの子、なんだか走るとバランスが悪い気がする」
「走るときにブレるし、転びそうでヒヤヒヤする…」
そんなふうに、“走り方がぎこちない”ことで心配になる保護者の方は少なくありません。
私も理学療法士として、子どもたちの運動支援をするなかで、同じ悩みを何度も聞いてきました。
でも、実はそれ、「体の使い方にタイプ(クセ)」があることが原因のひとつかもしれません。
生まれつきの才能や運動神経だけでなく、
「重心のかけ方」「体のバランス」「リズムのとり方」といった“身体感覚”によって、
走り方にもさまざまな特徴が出てきます。
今回は、そんな子どもたちの走り方を3つのタイプに分けてチェックできる、
【無料診断ツール】をご紹介します。
「できない」ではなく、「どう育てるか」に目を向けるきっかけになればうれしいです。
よくある走り方の3タイプとは?
子どもの走り方には、実は大きく分けて3つのタイプがあります。
「なんとなく変…」という感覚も、タイプを知ることで理由が見えてきます。

【Aタイプ】前のめり・勢いタイプ
- スタートで前につんのめるように走り出す
- 気持ちが先に走って、体がついてこない
- カーブや止まる動きが苦手
【Bタイプ】慎重・ためこみタイプ
- 動き出す前に少し“ため”がある
- スタートやカーブで慎重すぎる印象
- 動作が小さくまとまっている
【Cタイプ】ぎこちない・バランス調整中タイプ
- 手足のリズムが合わない/バラバラに見える
- カーブでグラッとする/フォームがぎこちない
- バランスや感覚の調整がまだ育っていない状態
チェックしてみよう!無料診断について
「うちの子、どのタイプだろう?」と感じたら、
まずは簡単な診断チェックを試してみてください。
📝診断の特徴
- 全8問のチェック項目に「はい/いいえ」で答えるだけ
- どの項目がどのタイプに関係しているか自動でわかる
- タイプ別に「家庭でできる支援のヒント」が届きます
📄 PDF版はこちらからすぐにダウンロードできます!
「走り方タイプ診断チェック」PDF(保存版)
→ 走り方のタイプ別に、特徴+家庭での支援方法をくわしく解説した内容です。
- ✅ 全8項目の診断チェック
- ✅ A/B/Cタイプ別フィードバック付き
- ✅ 印刷 or スマホで見ながらチェック可能
🔽今すぐこちらからダウンロードできます
👉 [PDFをダウンロード(https://kids-undou.site/wp-content/uploads/2025/04/走り方タイプ診断チェック_ナイトー式-3.pdf)]。
診断後にはこんなフィードバックが届きます(例)
【Aタイプ】前のめり・勢いタイプ
「よーいドン!」で一気に走り出すけれど、前につんのめるような動きになる子。
これは「気持ちのスピード」が体よりも先に走ってしまうタイプの特徴です。
🏡 家庭でできる遊び:
・ストップ&ゴーゲーム(止まる練習)
・おにごっこに“ストップ”の要素を入れる
🗣 声かけの工夫:
「スピードを変えられるの、かっこいいよね」
「まずは“そーっと”スタートしてみようか」
「速く走れる」ことよりも、「スピードをコントロールできる」ことが、
このタイプの子の大きな伸びしろになります。
他にも、慎重派の【Bタイプ】、ぎこちない【Cタイプ】の子へのフィードバックも用意しています!
おわりに 〜子どもの「走り方」が変わると、見える世界も変わる〜
走り方に“クセ”や“苦手さ”があるのは自然なこと。
でもその背景に「育ちの途中のサイン」が隠れているとしたら、
大人ができることはたくさんあります。
この診断を通して、
「できない」ではなく「今どんな育ちの段階にあるのか?」
そんな目で子どもを見られる大人が増えたら、とても嬉しく思います。
この記事が、お子さんの「できた!」につながる一歩になりますように。
✍️ 著者:内藤光宣(理学療法士)
えいと運動教室|小学生の運動と感覚を支援する教室